理解しにくい英語に、"a"と"the"がある。
これは、多くの日本人にとってはとても難しい様だ。
殆どの日本人に「aとtheの違いは?」と聞くと、
aは限定されてない時、theは限定されているものに使うと答える。
だけど、殆どの人が
「実は、よくわかっていないんです・・」と言うので、
今回は、この使い分けに苦しむ大事なaとtheにスポットをあてようと思う。
1. I bought a dog from a pet shop.
2. I bought the dog from the pet shop.
の文でその違いを考えてみよう。
1番は、買った犬の事やそのペットショップがどこかを知らない人に対して使い、
2番は、その犬の事やそのペットショップを知っている人に対して使う。
具体的に説明すると、
例えば、ある友達といっしょにそのペットショップに行った事があり、
その時に「買うならこの犬を飼う」と友達に話していたとすると、
買った後、その友達に対して話す時は、2番でないと間違えである。
そして、親と離れて住んでいる人が、久々に親に電話し、
犬を飼った事を教える(報告する)時は、1番でないといけない。
なぜなら、親は、その犬の存在を今回はじめて聞くわけで、
そのペットショップがどこかなのかも知らないからだ。
多くの日本人は、犬を買った自分自身は、その犬の存在やその犬を飼ったペットショップがわかっている(限定できる)為、theを使おうとする。
しかし、そもそもそれが間違い。
a やtheは、自分が知っているかどうかでなく、この話を聞く(話す)相手が、「それ」を知っているかどうかで使い分けるものなのである。
それでは、
その犬を散歩させている時、知らない人に「この犬どうしたの?」と
聞かれた時、a とtheをどうように使い分けて答える?
正解は、I bought the dog from a pet shop.
なぜなら、
話しかけてきた人は、この犬の姿を見て話しかけたのだから、当然犬の存在は知っている。
だから、 the dog
しかし、この犬を飼ったペットショップがどこにあるのか、
どのペットショップをさしていっているのか知らないはずだから、
a pet shop になる。
でも、もし、その声をかけた人が、以前、偶然にそのペットショップで出会ったことがあったり、そこで話をしたことがあった人だったら、どうだろう?
答えは、2番。
また、もし、自分が犬を飼った事もどこで買ったかも知らない近所の人に、この事をはじめて話す場合でも、自分の住んでいる街に1軒しかペットショップがなかったとしたら、
I bought a dog from the pet shop. になる。
なぜなら、この文に出てくるペットショップがどの店なのか、
相手もわかるだろうと推測されるからだ。
少し理解してもらえただろうか?
長くなるので、a とtheについては、次回引き続き説明しようと思う。
練習問題も用意するつもりなので、興味のある人は、また見て下さい!
今日も見てくれてありがとう!